クリエイターのためのマインドセット、vol.1


クリエイターが「クリエイター」なのは、自分の「感覚」だったり、自分の「好き」を仕事にしているからです。

これって「好きなことを仕事にしてていいよね〜〜」って妬まれるネタでもあるのですが、そう幸せばっかりじゃないんですよ。

最初は特にね。

自分の得意な技術や、好きなことを仕事にしていくと、必ず突き当たるのがクライアントの「好み」「価値観」との相違です。

自分の感覚が仕事の武器であるにも関わらず、クライアントの指示(=他人の好み)に合わせていかなければいけない、ここに最初はどうやってもぶち当たります。

こっちの方が私は好きだな〜とか、それより私の作ろうとしているものの方が◯◯が勝ってると思うんだけどなぁ〜という感覚を真っ向から否定されたりします。

好きを仕事にするっていうのは、そういう他人からの批判や攻撃を受けてしまうことでもあります。

で、まぁ、ありがちなクリエイターは、昔の私もそうですが、
「はいはい、じゃあそうしましょう」と真っ先に「自分の感覚」や「自分の好み」を捨てちゃうんですよね。

そうしたくせに、使い捨てられることに怒ってたり、認めてもらえないと悲しんだりするわけですが、
最初に「自分の感覚」や、「自分の好み」をないがしろにしたのは、誰でしょうか。

そう、まさしく自分なわけですよね。

クリエイターで稼げない人は、往々にして自分をないがしろにしています。

自分の感覚を仕事の武器にしているにもかかわらず、そこを大切にしていません。

一番最初は、経験もないですから、どんなクリエイターでも先輩を真似ることから、盗むことから始めなさいと言われます。

その話はまた別の機会にするとして、一定以上経験を積んで、クリエイターとして独立しよう!と思った時には、自分が何を武器にしようとしているかを分かっていないとダメですよね。

どこまでも、自分の感覚を信じて、自分の好きを表現することをやめちゃいけない。

好きを仕事にするってことは、結構そういう芯の強さがないとやっていけないもんなんです。

生半可な気持ちで始めると、すぐに人の評価という「他人の好み」や「他人の価値観」にやられてしまって続けていくことが苦痛になってしまいます。

では、「こんなのダメ〜」とクライアントに言われた時に、どうすればいいか。

自分の好きを仕事にしていない場合は、クリエイターではないのであれば、相手に合わせることが第一選択肢となります。

ニーズに合わせていくというビジネスの方法です。

でも、クリエイターとして自分の感覚を武器にして、自分がいいと思うものを提供していく場合は、必ずしも相手に合わせることが最良の選択肢とはなりません。

ああ、この人とは価値観や感覚が合わないな、私を受け取れる器じゃないな、残念な人〜と思うことが一番良い選択肢になります。

一番ダメなのは、私ってダメなんだ、どうやっても受け入れてもらえないんだ、と自分を責めること。

間があるとしたら、
クライアントの好みや感覚ではなく、ターゲットとする人の好みや感覚をしっかり分析して、自分の提案の効果や素晴らしさを証明する、もしくは実績や権威のある第三者の意見をもらうことでしょうか。

しかし、大抵の場合、相手の好みや価値観が変わることはありません。
無駄な努力になります。

お金のために、相手の価値観や好みに合わせないといけないこともあるでしょう。

でも、その時も、相手の好みにあわせた提案と、自分の提案との比較で選んでもらえるようにします。

そして、あくまでもクライアント自身がその人の感覚、価値観で選んだという事実を作っておくことで、自分自身を大切にする気持ちを自分の中に残しておきましょう。

選んだのは相手です。
相手の好みだっただけです。

いずれ、稼げるクリエイターになるには、

いずれ、クリエイターとして突き抜けるためには、
自分の感覚を自分が一番信じることができるかどうかが、最重要となってきます。

人によって好き嫌いがあって、万人受けするものは実際には存在するわけがないのにもかかわらず、万人受けするものを作ろうとする人がいます。

その人にも嫌いなもの、あるでしょうに。

そんなクリエイターのためのマインドセットを何回かに分けて書いてみたいと思います(*^_^*)

今日は、自分の「好き」にありがとぉ(*^_^*)

写真は、私の好きなお蕎麦、絶対うどんより、蕎麦派です。


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