「Behance(ビハンス)」を使ってみることに!
Behanceとは、Adobeが提供しているクリエイターのためのSNS
自分のポートフォリオ(作品集)を作る感じだそうです。
在宅であろうとなかろうと、フリーのデザイナーやアーティスト、クリエイターであれば自分の作品を見てもらうためのツールが必要な時があります。
「WEBデザインできますよ〜」と言って回ったら、
奇特な人が「じゃあお願いします」となることがあっても、
大抵の場合は、まず「今までどんなのを作っていたのかみせてください」となります。
なので、自分がどんな作品を作ってきたのか、それを見てもらえるものが必要になります。
私も30年近いデザイナー生活の中で、何度か作品集、ポートフォリオや実績一覧的なものを作ったことがあります。
若い時に作ったものは、A3が入る大きなクリアファイルで、
自分が仕事で描いたパースや図面や、パンフレットなどの成果物を入れて新規営業に行っていました。
一度仕事が軌道に乗ってしまえば(取引先との関係が出来てしまえば)既存顧客のほうが私の得手不得手を心得てくれているので、仕事が続きます。
なので、そんなに度々作る機会はありませんでした。
次に作ったのは夫婦で株式会社にした時に、新しい顧客が出来たので、そこへ提出用だったり、銀行に提出したり、ホームページに載せるためでした。
なので、それは全て小さな画像に取り込んでキャプションで説明をつけて作りました。
それだけがひとり歩きしても、大丈夫なように。
その一部は今、アトリエバーズのFacebookページとしても残しています。
なので、作品集やポートフォリオは、新しいお客様に出会いたい時に作るものですね。
では、私は今、新しいお客様に出会いたいからBehanceでポートフォリオを作ろうとしているのか、というと、
「はい」でも、「いいえ」でもあります。
自分を知りたいから、作るのでもあるんです。
私にとって、デザインとは、デザイナーとは、表現の外注先でした。
絵が得意なので、絵の描けない人の代わりに、
ホームページが作れるから、作れない人の代わりに、
その人の思いやイメージを具体的な「形」にする「表現者」という位置づけでした。
なので、自分の好みや価値観を入れることを極力しないように、相手の思いを聞き出すことを最優先に考えて仕事をしてきました。
でも、それを良しとする人と、そうではなくて「安達庸子」がどんなものを作ってくれるのか見たいという人がいました。
後者の存在を私は長く認めていませんでした。
私にオリジナリティや独創性を求めてるとは、思いもよらなかったのです。
ほとんどが、前者「自分の思うものを作って欲しい」というクライアントだったので、その人の思うものを作るという意味では、デザイナーから発注される事が多かったですね。
その人の手の代わりになる、というデザインをしてきました。
なので、重宝されましたし、コレコレというハズレのない安定の外注先として、仕事をしてきました。
なので、「デザイナーはある意味オペレーターよ」と自分のこともずっとそう言ってきました。
でも、あるころから、私の表現するものに興味を持ってくれる人がいてることに気づいたんですよね。
そうした時に、私のポートフォリオは、私の過去の実績ではありますが、私自身の作品はどこにも無いなぁと思ったのです。
そして、クリエイターと呼ばれる人の中に、誰にも認められてないのに、自分の表現ばっかり突き詰めている人を見たとき、
昔は「ただ自己満足の変な人」だったものが、「自身や思想の表現者」として目にうつるようになったのです。
誰かに認められるために、誰かのためにというビジネスの路線にはまるで乗ってこない、自分自身の思いをただたんたんと表現しているんですよね。
なので、昔のアーティスト達は、死後作品が世間に広まることでしか認めてもらえませんでした。
ピカソのように、自分の作品をどんどん出していくことでビジネスとして成功する人は稀だったのです。
でも、今はどうでしょうか。
テレビなどから一方的に知らされる情報だけだったマスメディアの時代は終わろうとしていて、
個人が自由に自分でSNSなどを使って情報を発信していけるソーシャルメディアの時代になりました。
昔のように、ポートフォリオは頼まれた時に見せるために持っておくのではなくて、誰もがいつでもみれるところ(ネット上)にオープンハウスしておけるという時代なんです。
私はこんなことをしていますよ、
私はこれが得意なんです、
私はこれが大好きなんです、
そんなことを誰に頼まれるでもなく、勝手に見せびらかしていいツールがどんどん出来てきています。
それをInstagram(インスタ)や、Facebookや、他のSNSに投稿している人もいますが、
クリエイターのポートフォリオとして特化したSNSとしてあるのが「Behance(ビハンス)」なのだそうです。
というわけで、長くなりましたが、「Behance(ビハンス)」を使ってみることにしました。
私がどんな作品を作ってきたのか、自分の気に入ってる作品だけを入れていくことで、自分自身も見えてくるような気がしてワクワクしています。
今まで、私がクライアントに合わせて作ってきたものを並べるのではなくて、自分が好きで描いてきた「ドッグイラスト」が中心になります。
設定がなかなか英語ばっかりで難しくて、とりあえず2作品アップしてみました。
Yoko Adachi ZephyrmamaのBehanceはこちら
ここからどんな風に出来上がってくるか、どうぞ、お楽しみに(≧∇≦)
今日は情報発信のツールがたくさんある時代にありがとぉ(*^_^*)
写真はスタバにて
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