昨日、ブログの方で思考のクセについて少し書きましたが、
私は何かの情報にあたった時に、その相手の感情を追いかけてしまうクセがありました。
なぜ、そんなことをするのだろう、
なんで、そう思うんだろう、
誰でも多かれ少なかれあるかと思いますが、
私は、昔いつまでもそれを考えてしまっていました。
例えば、友達に恋愛相談を受けて、別れてからも夜ひとりで考えたりして、
翌日あらためて、こうしたらどうかな?って連絡したら、
「もうそれはいいの」と本人の中で別の結論が出ているとか、結構ありました。
「あほらしー」とその時は思うのですが、また別の時も同じ様なことをしてました。
これは、ある意味、その人の価値観を認めていなかったり、更にはその人を信用していないんですね。
私が正しい、正義の味方なんだ!
を押し付けているだけなんだと、結婚して気が付きました・・・。
夫と私は、本当に価値観が違うし、考え方の構造がまるで違います。
それが面白そうだと思ったこともありますが、
この人と一緒になったら、何か違う人生を歩めそうだと思って結婚したのでした。
本当に、他人は何を考えているのか、理解できると思ってしまうとそれは傲慢になるのだと思います。
理解しようと努めるのはすごく大切、
でも、理解できていると思いこむのは一番危険で、無意味なことなんです。
あなたの頭で、他人の頭の中を一生懸命に考えたとしても、
それは、他人の頭の中なのですから、絶対にあなたが答えは出せません。
あなたが「こうするのが良いよ」という答えが出せたとしても、
その人の価値観、思考がそれを良しとするかは、相手の判断でしかないのです。
なので、ある意味、他人の悩みについて、
アドバイスを求められていない限り、考え続けるのは時間の無駄なんですよね。
私に至っては、映画の主人公や脇役の気持ちについて、いつまでも考えてしまうのは、
それを楽しんでいるのならいざ知らず、
どこまで行っても答えは出ないのですから、脳を疲れさせるだけなのです。
他人の頭の中を理解しようと努めるのは大切なことです。
でも、自分の頭の中で考えるのではなくて、
当の本人に、どんどん質問して、
どう思っているのか、何を感じたのか、なぜ感じたのか、
夫婦や家族であれば、
なぜ自分が相手のその感情を知りたいのか、
「心配だから」と大雑把ではなく、何がどうなることを心配しているのか、
自分の感情や、その前提となる思いを伝えて、相手から答えをもらうことでしか、相手を理解することは出来ないのです。
「きっとこう思っているだろう」という思いが、どれ程間違っていて、危険で、誤解を作っていくか、
夫と話し合いをするたびに思います。
そして、自分の感情を隠して、もしくは棚に上げて、相手を心配するのは「嘘」では無いでしょうか。
自分がどうされたら、嬉しい、悲しい、
その感情を伝えた上で、それについてどう思っているのかを聞かないと
「関係ない」「ほっといてくれ」となるでしょう。
相手の感情や思いが、自分の想像していたものと掛け離れていることもよくあります。
それが普通です。
その時に、初めてそれを「理解しよう」と努められます。
許すだったり、寄り添うだったり、諦める、もあるかと思います。
私達夫婦は、それを多分他の夫婦の何杯も何十倍もしてきても、まだ予想外の返事があります。
価値観が全く同じ人間なんていないのですから、それで当たり前なんです。
それでも、出会った頃の数百倍、こう思ってるかなと分かるようにはなりました。
でも、全くの他人や、ましてやテレビのニュース、出来事、情報について、きっとこうだ、そうに違いない、と考え悩んでも、絶対に違うのです。
なので、結婚してから私は、その思考のクセを捨てることにしました。
それについて、自分の感情がどうなのか、なぜそう思うのか、
自分の感情を追いかけるのは、他人のそれより余程大切だからです。
自分を分析していくと、隠れていた自分の感情に出会うこともあります。
なんだ、そこかい!と問題が解決してしまうこともよくあります。
というか、そこでしか解決出来ないんですよね。
ニュースなどでも、すごく怒りがこみ上げてくるものと、話題になっているわりに興味のないものってあるでしょう。
なぜ、自分がその思いになるのか、ちゃんとその思考を追いかけてみたことはありますか?
過去の経験や、大抵の場合は、親との関係に思い当たる原因を見つけることが出来ます。
その時の自分を癒やしてあげる、
よう頑張ってたな、辛かったんやな、など。
相手が本当に悪気があってしたことであれば、
自分はそんなことをしないでおこうと考えたり、
誰かに聞いてもらってもいいかもしれません。
でも、今そのことを怒るのはどうでしょうか。
相手の気持ちを今なら考えてみることもできるのではないでしょうか。
悪気がなくて、その人自身も苦しかったのだとしたら・・。
自分には、そんな過去があったから、このニュースに反応してしまうんだな、と分かれば横に置いておくこともできるでしょう。
そして、
自分が解決すべき問題かどうか。
解決できるものかどうか。
解決出来ないのであれば、それをいつまでも考えているのは、時間がもったいないと思いませんか。
自分自身が、楽しい時間を増やしていくことに意識を向けたいですね。
他人の思考をおいかける、のではなく、
自分の思考をおいかける、ということはすごく必要なことなんです。
今日は、価値観が全く違って、そのことを話し合う時間を何時間でも費やしてくれるダーリンにありがとぉ〜(*^_^*)なのです。
写真は、結婚当時かなぁ、家のプリンターで印刷した写真、色あせ過ぎ(≧∇≦)
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