グラフィックデザインとは
グラフィックデザイナーとはグラフィックデザインをする人ですね。
では、グラフィックデザイン(graphic design)とは、どんなデザインの仕事でしょうか。
グラフィックとは、主に印刷媒体の商業デザインです。
広告のためのデザインとも言えますね。
インテリアデザインや空間デザインが3Dなのに対して、グラフィックは、2D(二次元、平面)上のデザインということです。
チラシ(フライヤー)や名刺、ポスターなどの販促用品的なものが多いですね。
さらに、パッケージデザインとなると、立体的な3Dの感覚も必要になります。
また、企業のCI(コーポレート・アイデンティティ)などにも関わるロゴマークや企業イメージのお手伝いをすることも。
文字(フォント)などの知識や、色(配色などのカラーコーディネート)の知識も必要となってきます。
そういう意味では紙面デザイン(DTP)、エディトリアルデザイン、エディターと呼ばれる人もグラフィックデザイナーと言えますね。
グラフィックデザインはアートか
グラフィックデザインは、基本的には商業デザインなので、デザイナーの個人的な意図だけで出来ていません。
発注主の要望や好みや意見、大きなビジネスだとチームで動くこともあります。
そんな何かを訴求することを目的としたデザインなので、個人の作品とは違うと私は思っています。
これはまた、別記事にも書きたいと思いますが、デザインとアートは基本的には別物です。
ものすごく素晴らしいデザインなどは、ある個人の作品(アート)として世間に認められる場合は往々にしてあります。
巨匠のデザイナーの作品とかね。
アートという広い円の中に一部グラフィックデザインが入り込んでる感じです。
グラフィックデザイナーなんだけど、アーチストとして認められてる人もたくさんいますね。
グラフィックデザインは何でするのか
そんなグラフィックデザインをするのに、必要なソフトはなんでしょうか。
グラフィックデザインの主流はAdobeのイラストレーター(Illustrator)というソフトです。
もちろん、手描きで何でも出来るといいですが、現在では最終的にデータ化という作業が発生してしまいます。
漫画家もペンじゃなくタブレットで描く時代。
グラフィックデザイナーになりたければ、アドビのイラストレーターを使えるようになりましょう。
また、このブログでもIllustrator CC(2014)の使い方を紹介していきますね。
高額なソフトでしたが、現在はクラウド型も出て月額課金となっています。
無償体験版もありますが、グラフィックデザイナーを目指すのであれば1ヶ月でも購入してみて色んな事をやってみてください。
DTPなどの紙面構成は、別のInDesignという同じアドビのソフトを使いますが、今のクラウド型ではフォトショップも含めて全部使えるので、嬉しいですね。
(昔はフォトショップなんか、ものすごく高かったので、古いバージョンでもずっと使ってましたよ〜><)
そして、フォトショップ(Photoshop)は、文字通り写真加工のソフトですが、グラフィックデザインでも使える必要があります。
ただし、Photoshopは、使う人に寄って本当に必要な機能が違います。
奥深すぎるので、とりあえずは画面にレイアウト出来るように、データの扱いを勉強してください。
どこでグラフィックを勉強するか
では、そんなグラフィックデザイナーになるために、どこでどんなことを勉強すればいいのでしょうか。
基本的には、今あなたの周りにある全てのものが参考になります。
もちろん、全てが良い参考じゃないですよ、悪い例もたくさんあります。
- 訴求している内容がわかりやすいか、
- 求めている機能(内容)が伝わっているか
- シンプルであるか(私はこれが重要だと思います)
印刷物となっている新聞や雑誌などは、良い参考になるものが多いです。
デザインの基本という記事にも書いていますが、ちょっとしたルールが良いデザインを作っていきます。
これは、感覚で覚えるものだと思っていましたが、実は違うんです。
ゴールをきちんと理解して、基本的なデザインのルールにのっとって作っていくと、素晴らしいデザインが出来てしまいます。
アートは個性、独創性だと思うのですが、そのルールにのっとったデザインにさらにアートな要素を入れることが出来るようになると、新しいステージに上がれます。
でも、最初は、基本的なルールや配色の効果などを覚えて、訴求内容を整理整頓していくことがグラフィックデザインだと思って下さい。
ですから、学校に行くだけではなくて、出版物などでも感覚を磨いていくことができます。
グラフィックデザインのプロと言われる人の創ったものをたくさん見て下さい。
おススメはやはりグラフィック社の刊行物。
あとは、MdNの出版物やWEBデザイン。
デザインの基本でもふれていますが、印刷物とWEBデザインではかなりデザイン要素として違うものが求められます。
フォント選びや、配色など、参考になるところも多いですが、やっぱり違います。
ですから、グラフィックデザイナーを目指すのであれば、たくさんのグラフィックデザインを見て下さい。
WEBサイトのデザインを見て、グラフィックデザインを勉強しようと思わないで下さい。
学校に行って、ソフトの使い方は教えてもらえるでしょう。
でも、一番の早道はイラストレーターなどのソフトが使える人の使い方を見ることです。
ほとんどがショートカットキーで作業してしまうので、最初は何をしているのか分からないと思いますが、作業を邪魔しないように、終わってから少し聞いて見て下さい。
グラフィックデザイナーの人は時間に追われている人が多いですからね、手元と画面が見えるところでそ〜っと見てるだけでも、ものすごい勉強になります。
DTPデザインをする人などは、本当に魔法の手の様ですよ。
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