目を肥やすという意味は、
洗練された感覚を身につけるということでもあります。
「デザイナーになるにはどうしたらいいですか?」と、特にブログを始めてからよく聞かれますが、「まずは、何でもやってみたらいいよ」と答えます。
でも、「どうやって学んだらいいですか?」という質問に対しては、
「ともかく、目を肥やすこと」とアドバイスしています。
基本的には「シンプル・イズ・ベスト」の考え方が、デザインには一番似合う言葉だと思います。
ユーザビリティという言葉が生まれて、デザインの役割も変わってきました。
奇抜な前衛的な、変わった、個性的なものがもてはやされたデザインでしたが、
今では、ユーザビリティ(使いやすさ、分かりやすさ、また使い勝手がいいかどうか)ということが追求され始め、デザインに求められる要素になったと思います。
ちょうど、私も空間デザインから、ホームページのWEBデザインの仕事に変わってきた頃だったのですが、
派手だったり、見た目のかっこよさではなくて、読んでもらえる、見つけやすい、使いやすいホームページ、サイトを提案する方向に転換しました。
かといって、デザインの基本の「美しさ」を捨ててしまうわけではないので、
文字の大小、赤黒黄色だけではなく、
写真やグラデーションと上手く組み合わせて、それでいて分かりやすさを追求するようになりました。
そして、何よりは「目を肥やすこと」で、時代が求めている方向はどんなものか、
今の時代にあったデザインができていくのだと思っています。
「目を肥やすこと」で、自然と技術も磨かれていきます。
では、どのように目を肥やしていけばいいのでしょうか。
それは、トップデザイナーの作品に触れていくことや、過去の名作や一流と言われるものにどれだけ触れられるか、見ることが出来るかということなのです。
私のデザイン人生は、元々3Dと呼ばれる縦・横・高さをレイアウトする空間デザインの業界からスタートしました。
インテリアとか、環境計画ランドスケープとかが好きだったので(*^_^*)
その後、2D、紙媒体と言われる縦・横のグラフィックやWEBのデザインに転向していきました。
今の時代は、さらに動きや時間演出まで、デザインの役割は広がってきていますよね。
長くなったので、明日続きで、2D、3Dそれぞれのデザインを学ぶための目の肥やし方を書いてみたいと思います。(*^_^*)
今日は、シンプルなデザインにありがとぉ(*^_^*)
写真は、太陽の塔展より
最初はこんなにゴチャゴチャ顔がついてたのね〜
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