超一流のデザイナーとは


今日は、節分ということで、
お正月が喪中でお詣りできなかったので、
改めてお詣りに行ってきました。

写真は手水のところの龍さん(*^_^*)

人が前に立つと水を出してくれるのが、
仕組みだとわかっていても何気に嬉しいものです。

歓迎されてるみたいで(๑˃̵ᴗ˂̵)

店頭ポップに「冬の卵あんかけうどん」とあったら、
卵を片栗粉で解いて乗せただけとわかってても、
つい200円ものアップセルを買ってしまいます。

温かいものが食べたかったのよ〜
なんで私の気持ちが分かったん?!みたいな(≧∇≦)

いや、寒いとこからお店に入ったらそんな人は多いでしょうw

結局は、ビジネスは、
そんな相手が欲しいであろうものを先回りして想定して提供することで、
全ての人ではなくても、一定数の人が喜んで飛びついてくれる、
それを作り出せるのが「超一流」だと思うのです。

モノがあふれている日本では、
飲食店は美味しくて当たり前、
電車も時間通りに来て当たり前、
「普通」のレベルがかなり高いんです。

誰もがそれに慣れているので、
「出来て当たり前」だと思って注文してきます。

それをその通り、
相手のイメージ通りに作れるのが「一流」です。

ちょっと違うけど、まぁ使えるかと、次の注文が無いのは「二流」なんですね。

今の日本であれば、プロは一流で当たり前だと思われています。

なので、そこで少しあなたらしさオリジナリティを入れて、
「そうくるのか?!」と思わせることを目指して欲しいのです。

相手が「こんなものを待っていた!」もしくは、「ここまで考えてくれたのか!」とか、思わせることができたら「超一流」の第一歩、仲間入りです。

「違うんだよなぁ」と二流に落ちるかもしれませんが、
それはあなたを受け入れてくれなかったのではなくて、好みが違っただけなのです。

そのまま無理して次の注文で安請け合いをする必要はありません!

早かれ遅かれ、仕事の方向性は決裂します。

手を抜いたり、適当に間に合わせたり、そんな二流の仕事のことでは無いですよ。

あなたなりの「これが良い!」を入れた時に、相手にとって欲しいものではなかった、というのは、ある意味仕方がないのです。

でも、自分のオリジナリティを作っていくためには、この失敗をたくさんして欲しいのです。

一流のデザイナーになりたい人はたくさんいるかと思いますが、
そこではなくて、「超一流」を目指してこそ、使い捨てではない、あなたというデザイナーが求められるようになります。

私もプロですから、ずっと一流の仕事をしてきました。

でも、本当に今思えばクライアントの言いなりのものしか、作ってこなかったんです。

20年以上も昔、今思えばすでに「超一流」の仲間入りをし始めていたデザインセンスのある友人に、
ペット展のデザインをお願いしたことがあります。

クライアントからは、ペット関連だと分からないようなカッコイイものをと言われたので、私は思いつかず、彼に頼んだのでした。

そんな彼の出してきたものは、確かに優しい可愛い犬猫のイメージとはかけ離れたスチールや間接照明を利用したエントランスでしたが、
人以上に大きな文字で「DOG」「CAT」とロゴタイプが入っていたんです。

実際にその空間を作ったら、その文字は全体像が目に入らないのですが、
クライアントとすれば、一枚のシートでプレゼンされた時に、「オーダーと違う!」と判断されてしまいました。

さすがに、子供でも「DOG」は犬だとわかりますから(^◇^;)

私も止めたんですが、友人は頑としてコレがいけるからというので提出したのです。

あちゃーと思いましたが、私は友人との関係をとって、その取引先から次の注文がくることはありませんでした。

あれから、私も色々とマーケティングや、ビジネスの仕組みを学んで、
今なら分かるものがあります。

DOGではなくて、例えば「RETRIEVER」「TOYPOODLE」「CHIHUAHUA」←チワワって読めないし!
CATではなくて、「American short hair」など、

一見犬猫と想像がつかない、でも読んでみると分かる単語を
様々な大きさのタイポグラフィで表現したら、きっと違った結果になったのではないでしょうか。

そういうチャレンジを彼は色々としてきて、すでにデザイナーとして一目置かれていて、
たまたま私が頼んだ時に相手の好みではなかった、それだけだったんです。

今は付き合いがないのですが、きっと「超一流」として、彼なりのビジネスをしていることでしょう。

ブログというものが出てきていない何年も前に、
「もうすぐ誰もが自分の日記をホームページみたいなもので公開する時代になるよ」と言ってましたから。

なので、今からデザイナーを目指している人には、「一流」を目指すのではなく、
ぜひ、二流と言われることを恐れないで、自分を表現し続けて「超一流」を目指して欲しいと思います。

今日は、超一流の仕事にありがとぉ(*^_^*)


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