アルケミストを自分探しの旅人たちへ


あなたは、自分探しの旅をしたことがありますか?

ええ、私も自分探しの旅を長くしてきましたよ。

本当の私って、何?
何のために生まれてきたの?

子供の時から、考えて考えて・・・
答えを探す人生だったような気がします。

夫は、そんなこと今まで一度も考えたことがないと言いますが(;´∀`)

本当の自分って、何でしょうか

今の自分は、本当の自分ではないという感覚ですよね。

何か違う、こんなはずじゃない、何かあるはず

これって、自分への期待の大きさなのではないでしょうか。

結局は、自分はもっとすごいはずだと思っているということです。

今の自分を認めたくなくて、
今の自分に満足できなくて、

もっともっと、
「本当の自分」は、もっと何か能力をもって、大いなる使命を背負って生まれてきているはずだ、

みたいな感じでしょうか。

他人と比べるので自己否定が強くなる

誰かと比べて、自分はここが劣っている、
これが足りない、
もっと、何かできるはず、

私は子供の頃から本の虫だったので、世界のヒーロー、ヒロインの生き様を読んできていました。

そこと比べてたのでしょうね。

そんな勇者に自分もなれるはずだと、実は心の底から信じていたのかもしれません。

だからこそ、「庸子」という普通の子でありますようにと名付けられたことに猛反発していました。

なので、今の自分を「本当の自分」だと認めたくなかったんですね。

それこそ、もっと正義の味方で、超能力が使えて、頭脳明晰で、悟りを開いていて?

分かりませんけど、そんな物語の中の主人公に常に自分を投影していたように思います。

世界は結局は自分からしか見れないのですから、
スピリチュアル的に言ってしまえば、すべてが自分なのですから、

どう物語を作るかは、いくらでも脚色、演出したらいいんです。

最初から自分の人生を歩んでいる夫

夫は子供の時に、ほとんど本を読んでいないそうです。

なので、比較対象がおそらくほとんどなくて、自分と周囲の世界が全てで、まだアニメや漫画もそんなに壮大なスケールのものは少なかったように思います。

そうすると、背伸びする必要もないんですね。

自分はもっと違うはずだと、思う機会がないので、
等身大の自分でずっと生きてきているのだと思います。

なので、何をするにも決めるにも、いつも「本当の自分」だけしかいないんです。

それって、ちゃんと自分のことを認めているということなんですね。

長所も短所も、自分について知っているので、
あらためて自分を探す必要がないわけです。

今の自分は自分じゃないと思っているからこそ、自分探しの旅が始まってしまうんですね。

アルケミスト、懐かしく思い出しました。

ネタバレになりますが、最後は自分の中に自分を見つけるのだったかと思います。
ググってみたら結構うろ覚えだったので、また読んでみたいと思います。

世界で5番目に読まれている本だそうなので、ネタバレも何もないかと思うのですけど、読んだことのない人は、ぜひ一度読んでみてください。

そこに至る自分探しの旅で、主人公はたくさんの大切なことを学びます。

多分これね、今の私が読んだら多分スピリチュアル的なところばかりにフォーカスしそうです。

その時々、人によって、どこに響くか大きく違いますからね。

それにしても、私は最初その本を一緒に仕事を組んだ友人から渡されたわけですが、
夫と同じように自分軸のしっかりした、自分を大切にすることにこだわりが強かった友人でした。

私が「子供は親のために生まれてきてるんだ!」と言っていた頃、
彼女は「自分ができないことを親のせいにしたらアカン」と言って、電車の中で大喧嘩になったことは今も懐かしい思い出です。

「これ読んでみろ!」とそんな彼女が貸してくれたのが、
「アルケミスト」と「色即是空」でした。

もう、すごい取り合わせですが、
その時私は、こんなのどっちも分かってる!と言ってたんですね〜〜

今思えば、全然分かってません。
全然、自分を見つけられてないや〜ん、

まぁ、仏教の考え方は、ある意味分かっていた気がします。

ただ、スピリチュアルの見方を知ってからは、さらに深い意味を感じるようになりましたけども。

自分探しの旅を終えるには

結局は、今の自分を認められなくて、
もっと自分はこうじゃないはずだ、もっとすごいはずだと、
今の自分への自己否定が強いからこそ、成長願望があり、逆に自己肯定感もあるわけです。

自分は素晴らしい存在だ、と信じたいのに信じることができないので、
何か証拠を探そうとするんですね。

その壮大な理想の自分というものを目指すことも人生です。

でも、スタート地点を確定しないと、どれだけ進めば良いのかも分かりませんよね。

「今の私はこんなもの」

そこがスタートです。

いつでも、今の自分が等身大の「本当の自分」です。

今の自分を認めてしまえば、自分探しの旅は終わりですね(*^_^*)

自分探しは、今の自分を見つけるところがゴールなんですね。

そこから、理想の自分を目指していきませんか。

本当の自分を探すのではなく、自分がこの先何を求めているのか、どこに行きたいのか、
まずは、スタートを切りましょう!

等身大の、私ってこんなものという自分を抱きしめてあげましょう。

これが私なんだね〜ってことです。

そこから、どんな私になりたいのか、あらためてスタートが切れるんです。

今日は、今の自分にありがとぉ(*^_^*)


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