昨日、太陽の塔展で、当時の万博の様子なども見てきたのですが、
50年近くも前のパビリオンがあそこまで素晴らしいものだったことが衝撃でした。
私は今でこそWEBデザインが主ですが、学生時代から元々は空間デザインをしていて、新卒で就職した会社での最初の仕事は、大阪の花博でした。
同じエキスポ、博覧会ですけど、規模はかなり小さいですよね。
しかも、仕事で現場は行きましたが、花博自体には行ってないので、どんなパビリオンがあったのか知りません。
その後も福井の恐竜博や、上海万博の大阪館など、エキスポやなんちゃら博覧会などのイベント設計の仕事を10年ぐらいしていました。
それでも、昨日の太陽の塔含む1970年に開催された日本万博のテーマ館より「面白い!」と思えるパビリオンはなかったのではないでしょうか。
そりゃ、恐竜が好きな人は恐竜博の方が面白いと思うかもしれませんが、
生命をテーマにしているので、誰もが自分のルーツについて地球上の命の歴史について、驚きとともに感動したのではないでしょうか。
それはひとえに岡本太郎氏の芸術的才能が爆発したから、パビリオン自体が素晴らしい作品になって、誰もがそれに魅せられただけなのかもしれません。
ここまで、芸術性の高い空間の表現というのは、規模的にも難しいのでしょうね。
あの太陽の塔の造形も、子供から見たら怖かったことでしょう。
それほどまでに圧倒するエネルギーを感じます。
あの中には、4つの顔があったそうです。
一番上の金の顔、
そして胸あたりにある象徴的な顔、
そして、裏面の黒い太陽の顔
そして、もうひとつは、地下にあった金の顔。
写真で私が前で万歳してるのは、今回再現されたレプリカです。
後2枚の写真は、その展示のあった地下のミニチュアレプリカです。
今はもう取り壊されて埋められてしまったそうですが、すごい幻想的な空間だったことでしょう。
ですが、なんと!
この地下にあった金の顔、今は所在が分からなくなってるそうですよ!
行方不明なんですって!
100以上もあったはずの命のツリーの造形たちも、今回再生事業をするにあたって確認したら70数点だったそうです。
万博が終わって取り壊される時に、持って帰った人がそれだけいてたってことですよね(^◇^;)
第4の顔なんて、すごい大きさなので業者でないと運べないですよね!
そこまで人々を魅了してやまないEXPO70のテーマ館と太陽の塔。
今は、我が家からも小さく見えます。
しょっちゅう、横を通ってます。
さて、いつ内部公開を見に行けるかな〜(≧∇≦)
今日も、ワンダフルな万博のテーマ館にありがとぉ(*^_^*)
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