あなたは、独りで喫茶店に入ったり、映画を見たり、一人旅をしたりしますか?
「基本的に」しっかり自分の人生を自分で歩んでいる人は、独り行動が多くなります。
それは、自分が何をしたいか、何をしたくないかが、はっきりしているからですね。
自分のしたいことにしかフォーカスしていないので、自ずと独り行動になります。
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独り行動でも、自分を大切にできているとは限らない
独り行動が多い人の中でも、
他人に気を使うのが嫌で独り行動するという理由の場合は、自分を大切にはできていません。
誰を誘って良いのかわからない、
誰かと予定を合わせるのが面倒、
誘ってもどう思われるか気になる、心配、
自分だけで楽しむほうがいい、
など、自分のしたいことをするにあたって、
誰か他人の評価や行動を気にしてしまう人は、
まだまだ自分の人生を自分で歩けていないということでもあります。
そういう人は、集団行動となるといきなり、行きたかったところであっても楽しくなくなり、
他人に気を使って疲れてしまうという感じでしょう。
「基本的に」という言い方をしたのは、
自分のしたいことを優先できる人は、
独り行動であろうと、誰かと一緒に行動するのであろうと、
どちらでも関係ないからです。
独りで行動しようが、誰かが一緒にいようが、
自分のしたいことが決まっているので、その行動をするだけなんですね。
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自分を大切にしている友人から教わったこと
私は元々はすごい八方美人で、嫌われるのが怖くて、自分のしたいことを主張できませんでした。
なので、人に合わせたり、誰かのためにという名目で、我慢して行動することが多かったんです。
まったく自分の人生を自分では生きて無くて、
他人中心、人の目がともかく気になる生き方をしていました。
そこから、一緒にデザイン事務所を立ち上げた友人や夫から、
自分を大切にするとはどういうことなのか、
自分の人生を自分で歩むとはどういうことなのか、
学ぶことになったんですね。
その友人は、若い時から自分の人生は自分で決めて選んで行動してきたタイプの人で、
親の人生を歩んでいた私とは、よく価値観をぶつけあう喧嘩になりました。
「自分がしたいことができないからって、親のせいにしたらあかん!」と電車の中で怒鳴られたのも懐かしい思い出です。
かといって、私も独身貴族だった頃、一人暮らしを10年以上していたので、
独りで喫茶店にも入るし、飲み屋にも入るし、映画も独りで行っていました。
親に迷惑をかけない程度、親に知られたら怒られるような夜遊びも、隠れて楽しんでいました。
だから、自分では自分の好きなように行動しているつもりだったんですね。
でもいつも念頭には「親にどう思われるか」がありました。
そんな風なので、独りで行動するときも、誰も誘う人がいないとか、
「仕方なく」独りで行動していたんですね。
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ふたり旅の一人旅
そんなある時、そのデザインの仕事を一緒にしていた友人に旅行に誘われました。
バリ島に行ったのですが、私は暑いところが好きではなくて気が乗らなかったのですが、彼女のたっての願いだったので、二人で旅行に行ったのでした。
しかし、到着していきなり彼女は、自分のしたいことのために行動したんです。
「私は◯◯に行きたいから、バイク借りて行ってくるね〜夕飯には戻ってくるから一緒に食べよう」
そう言って、いきなり私は見知らぬ目的もない場所で独りにされたんです。
そこから約10日間、隣のロンボク島にも渡りましたが、毎日のように彼女は「じゃあね」と出かけて行き、夕飯には戻ってくるのでした。
もう25年ほど前、ネットもありません。
仕方がないので、私も持って行ってたガイドブック片手に独りで街をウロウロし、買い物をしたり観光をしたりしていました。
ロンボク島に至っては泳げないし水も好きではないですが、海しかないので、彼女が利用していたダイビングショップで彼女が行ってしまった後、シュノーケリングを教わって、ウミガメに会ったりそれなりの観光はしましたが、後半はホテルのプールサイドで彼女の持ってきていた本を読んでいたのでした。
「深夜特急」今でも忘れませんが、内容は忘れました(笑
当時の私は「一緒に来た意味あるの?」と怒りましたが、
その後海外に渡る予定だった彼女としては、私と最後にゆっくり時間を一緒にしたかったようです。
なので、彼女にとっては移動やホテルや食事など、十分共に行動していたし、
一緒に行動できない目的であっても、私も好きに楽しんだらいいのに、ぐらいしかなかったようです。
その後彼女はバックパッカーとして、その時々で誰かと共に行動し、世界を回って
今はアジアのある場所で活躍していると風のうわさに聞きました(;´∀`)
私も望んだ一人旅ではありませんでしたが、いろいろと一人旅の醍醐味は知ったのでした。
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大切なのは、自分がどうしたいのか
そして、後になって夫と知り合い、自分の好きなところにはどんどん連れて行ってくれますが、夫も自分の目的のための行動が最優先で、ついてきてもいいよという感じでした。
私も今、自分の好きなことやりたいことを優先できるようになって思うことは、
旅行にしろ、買い物にしろ、目的は何かということです。
「自分がどうしたいか」なのです。
私にとっての旅行は、目的地に行くということではなくて、
誰かと感動を共有したいということだと分かったので、もう一人旅はしないでしょう。
ショッピングも目的がある場合は一人でもいいのですが、
そこまで服やオシャレにこだわりがないので、
見て回って楽しむ、気に入ったものがあれば購入するという感じなので、
これもまた誰かと行きたいと思っています。
食事に至っては、本当に残念ながらグルメではないので、
空間と雰囲気と、料理も舌だけでなく目でも楽しみたいので、
旅行と同じく誰かと感動を共有したいという目的なので、ひとりで行くことはないでしょう。
独りで出かけていて、お腹が空いたら独りでレストランで食事をすることも、それも全然OKなのであります。
自分がどうしたいか、何が目的なのか、
それが分かっていれば、
独り行動であろうと、誰かと一緒の行動であろうと、全然どちらでも構わないわけですね。
それこそ、友人のように、行った先で私はこっち、あなたはこっち、と自分を優先できることが大切です。
一緒に楽しめるものは楽しんだら良いし、相手が望まなければ一緒に行動する必要はないんです。
それに対して、あなたが責任を感じたり、罪悪感を感じたりする必要も全くありません。
相手が、あなたが、
それぞれが自分が何をしたいのか、何が優先順位が高いのか、
自分の人生を自分の足で歩むということは、ただそれだけです。
あなたも、ぜひ他人を気にすることをやめて、自分のために行動してください。
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そもそも独りで行動できない人へ
そして、そもそも一人旅、独りで行動ができないという人もいるでしょう。
そういう人は、自分で自分が何が好きなのか、何をしたいのか、よく分かっていないんですね。
「自分の人生を自分で歩む」と言われても、意味がわからないのかもしれません。
それはいつも、誰かに自分の人生の舵を明け渡してきたからなんです。
親の選択、周囲の選択、自分で何も決めてこなかったのかもしれません。
そうして生きてきていると、自分で何がしたいのか分からなくなっていきます。
私も夫に出会った頃はそうでした。
私が何をしたいか、自分の夢とか、想像できませんでしたから。
そんな人は、まず「NO」ということから始めてみてください。
自分がしたくないということは、断るということからやってみてください。
何がしたいのか、分からないときは、何をしたくないのかから始めてください。
断るのが怖い、嫌われるのが怖いという人もいるでしょう。
だからといって、「用事がある」とか別の言い訳をせずに、「行きたくない」ということを伝えましょう。
ただ、その時の言い方は考えてみてください。
最初のころは「誘ってくれて嬉しいんだけども、そういうのがあまり好きではないので、別の人を誘ってくれるかな」とか、相手をねぎらう言葉を先にいれてみるといいかもですね。
そのうちに、「ごめん、それ興味ないからいいわ」と断れるようになるでしょう。
それが自分を大切にすることだと、気づければ「自分の人生を自分で歩む」ことの第一歩です(*^_^*)
独りで行動ができなかった人は、
少しづつ自分のしたいことを独りで行動できるように、チャレンジしてみてください。
他人を気にするがばかりに独り行動をしていた人は、
ひとりでも、誰かと一緒でも、自分のしたいことができるように、意識を変えてみてください。
自分がどうしたいのか、分かってくれば
独りでも、誰かと一緒でも、人生は楽しいですよ〜
今日は、自分のしたいことに気づける独り行動、一人旅にありがとう(*^_^*)
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