ショックな出来事


パリのノートルダム大聖堂が火災、
塔が焼け落ちる映像を見ました。

これは、、、ショックすぎます。
市民が歌う賛美歌が、教会の鐘の音が、悲しみにあふれていて胸が痛いです。

再建を心からお祈りします。

また、私は昨日、もうひとつショックなことを知ってしまいました。

近所の公園の守り神のような木が、朽ちかけていることに気づいてしまいました。

いえ、正確にはこの冬に違和感は感じていたのに、気付けませんでした。

住宅地の中の少し広めの公園、
一昨年、一つの取引先の仕事を辞めたのですが、辞めるまで、何か結界を張られているような、その公園には入れない雰囲気を作られていました。

ゼファーの散歩でよく通るのですけど、
辞めてからのある時、呼ばれた気がして公園に初めて足を踏み入れました。

周囲を高い木で囲まれたテニスコートほどの広場のある公園で、奥にひっそりとブランコや鉄棒、滑り台などの遊具もあります。

その広場の中央奥、真ん中の目立つところにその木は立っています。

周囲の木よりかなり若くて小さめですが、
どうも、この公園の取りまとめ、リーダー的な役割の木のようで、綺麗な形をしていて、凛として私を迎えてくれました。

「よく来たね、よく頑張ったね」

と言われた気がして、いきなり泣いてしまったのを覚えています。

この木が、私に違和感を感じていたので近づけないようにしてたのかもしれないと。

仕事のことでいつも頭の中いっぱいで、ゼファーの散歩も急ぎ足、義務的な感じでしたからね。

今は、ゆっくりゼファーとのコミュニケーションも取りながら、季節を楽しみながら歩いていたので、招き入れてくれたのかもしれません。

それから、散歩コースにその公園が入りました。

その木には色々、お話をしたり、アドバイスをもらったりしていまして、変な人に見られてたかもしれませんね。

北摂の台風と地震で、近隣に大きな被害が出ていましたが、私の地区はほとんど被害がありませんでした。

我が家も、震度6地域なのにペットボトルなど、少し物が落ちただけでした。

その公園の木も、いくらかは枝も折れたりしていましたが、その木も被害を受けながらも、
「私達(この公園の木の神というのでしょうか)が、ちゃんとこの辺を守っているから大丈夫」
そう言ってくれた気がしていました。

でも、おそらくその時の傷から、木が痛んできたのだと思います。

春になっても葉が繁らず、おかしいなとは思っていました。

でも、今日久しぶりに幹に手を当ててみたときに、重い空気を感じて「え?!」と幹をよくみたら、
ガサガサになった表面、穴の中には虫が私の視線から隠れようとモゾモゾしているではありませんか。

えー?!と思って見上げると、すでに幹の表面のガサついているところにはコケまで付いていて、
これはもう、力が尽きようとしているのを感じてしまいました。

もうあと少ししか助けてあげられない、お別れの日が近づいている、そんな言葉が頭に浮かびました。

なぜもっと早くに気がついてあげられなかったんだろう、何かしてあげれることはないのか、
私はショックでしばらく立ち尽くしていましたが、ゼファーに促されて帰ってきました。

市の公園ですから、私個人にできることは少ないかもしれませんが、ちょっとググれば木のお医者さんも見つけられたので、相談してみたいと思います。

今日は、その公園の木にありがとぉ。

写真は災害前のその木とゼファーです。


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