変わっていくものと、変わらないもの


このままの自分は嫌だなぁという思いと、
このままの自分でいたいなぁという思い、

誰もがこの矛盾を心の中に持っています。

変わっていくものと、変わらないもの

もっともっと、色んな経験をしたい、楽しみたい、豊かになりたい、と思う時、

このままの自分ではなくて変わりたい!と思うでしょう。

でも、周りや家族、パートナーとの人間関係の中では、
このままの自分を分かって欲しいなぁと思う人が多いと思います。

また、あなたが変わりたいと思った時に、
逆に周りや家族は、あなたに変わってもらいたくないと思うのが常です。

変わっていくもの

でも、
結論を先に言ってしまうと、

どうあがいても少しづつ人は変わっていくんです。

その時に、周りも一緒に変わっていくことが一番ストレスなく快適だと思います。

でも、そのスピードは、自分と周りは絶対に同じになることはありません。
すべての人の価値観が必ず違うように、
その人その人の変わっていくスピードも、絶対に違うからです。

変わろうとしている人が多い環境に身を置く方が、変わりやすいのは確かです。

そんな中で頑固に今の自分の価値観を振り回していても、周りも迷惑ですしね。

もしくは、目指す変化をすでに手に入れている人をどんどん追いかけて、
その人の周りに自分の身を置くようにすることです。

そうすることで、一気に価値観も書き換えられるので、変化も早いです。

どちらにしろ、意識的に変わろうと行動すると、
自分を取り巻く周りの人間関係も、どんどん変わるということですね。

このときに、必ず一緒に変わっていく仲間が現れます。
好き嫌いにかかわらず、影響しあって、その変化を作っていく仲間です。

そこから、一緒に成長して変わっていける人もあるでしょうし、また離れる人もいるでしょう。

変わることに抵抗するもの

逆に、長い友達関係や、昔の同僚など、
過去の自分と共通の時間を過ごしてきた人間関係は、過去に留まろうとします。

いつ会っても仲良かった当時の関係を望んでしまうんですね。

すでに、その時間は過去となっているにもかかわらずです。

今の自分を受け入れていない人は、
過去に執着してしまいます。

現在は、過去からもう変わってしまったということを受け入れられず、
自分が輝いていた、楽しかった頃に戻りたいんですね。

いえ、周りを巻き込んで、戻ろうとするんですよね。

周りが変わったのではなく、
時間とともに、誰もが何かしらの変化をしてきています。

自分だけが変わらずに、
何十年も同じことをし続けることもまた不可能なんですね。

今の自分を受け入れないと、
受け入れることができるまで「今」の現状が留まります。

受け入れてはじめて、未来への変化も受け入れられるんです。

過去から未来に、いきなり変化したりはしません。

流れの中で、少しづつ変わっていきます。

今の自分が、何のために今の状況、環境を作っているのか、
今が最適だと思えると、次の扉が現れます。

しばらくは気付かないかもしれません。
今が心地よくなったからです。

このまま変わりたくないなぁと思った時ほど、
変わっていくんですね。

相対的にです。

車の中では特に何か変化を感じなくても、
道にいる人からは、猛スピードで車は走っているかもしれません。

歩くスピードで変わっていくのか、
自転車なのか、車なのか、新幹線、飛行機なのか、

人によって、それは大きく違いますね。

変わらないもの、変わっていはいけないもの

その変わっていくときに
全て置いていっていいわけではありません。

いつまでも過去の自分に固執する必要はありません。

でも、変わらないものがあります。

また、変わってはいけない、というか、
忘れてはいけないものがあります。

それは、自分が子供の時から大人になるときに大切にしていたものです。

そこに、自分という価値観を作った、自分の本質とも言えるものです。

私であれば、デザイン、芸術の分野なんですね。
何を美しいと感じたか、その感覚は忘れてはいけないものです。

人によっては、
友達を思う気持ちの人もいるかもしれません。
動物との交流を大切にしてきた人もいるかもしれません。
誰かに喜んでもらった時の嬉しい気持ちかもしれません。
物作りをして、完成した時の高揚感かもしれません。

子供の時に、
一番自分を突き動かした感覚、ものは何だったのか、
それは忘れてはいけないものなのです。

変わっていくときに、目標となるもの、理想とするところはあるでしょう。

それが、本当に目標となるのか、
本当に自分が行きたいところか、

それを判断するときには、その自分の本質を忘れてはいけないんです。

自分の本質とは、他人の価値判断、物差しを使わずに、自分がどうしたいかを測るものです。

自分だけが持っている、自分の物差しです。

それは、自分の本質でもあるものです。

変わっていく時に、その本質から大きく外れても、
物差しさえもっていれば、いつかまた本質を取り戻せるかもしれません。

でも、その間に自分を見失ってしまいがちなんですね。

どうしていけばいいのか、
変わりたいと走り続けてきたのに、こんなはずじゃなかったというときには
この自分の物差しが必要になります。

あなたの本質は何ですか?

子供の時に夢中になったことは何ですか?
どんな時に、楽しい!!ってなってましたか?
すごーい!と、時間を忘れて集中したことは何ですか?

人は変わっていきます。

成長を止めることはできません。

望む方向に変わっていくのか、
流されて気付いたら見知らぬ土地に来てしまっているのか。

いつでも、方向は変えることができます。
自分の物差しさえ、ちゃんと忘れずにいたら(*^_^*)

今日は、変わっていく自分と、変わらない自分の物差しにありがとう

【今日のありがとぉ〜〜501日目】


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