自分の価値を学ばせてくれたピカソ


8月のスカパーの無料開放デーで、ピカソの番組が見れるそうですね。
カレンダーにも書き込みましたが、覚えていられるかな(;´∀`)

TVにあまり興味がないので、連続ドラマとかも昔から全然「連続」で見れなくて〜
今では月数時間しか見ない生活がすっかり板についてしまいました。

でも、ピカソの話は見たいな(*^_^*)

亡くなったのは1973年、つい最近なんですね。
92歳まで生きて、生きているうちに名声も手にした数少ない芸術家です。

逸話がたくさんあって、私もすごい芸術家としか知りません(≧∇≦)

でも、聞けば聞くほど、調べれば調べるほど、すごい人だったんだな〜って。

普通、画家とかは、亡くなってから作品が認めらるって感じですが、
ピカソは若い時にすでに地位と名声も手にして、精力的に芸術活動をしていた人です。

若い時から様々な芸術様式で作り続けたピカソの作品は、約50,000点以上にのぼるそうですよ。

私が初めて見たピカソの絵は、子供の頃に母の持っていたピカソの画集で、ともかく怖かったことを覚えています。

なんだか気持ち悪くて受け付けられませんでした。

でも、ある時それが単にその時代の彼の画風であって、子供の時には普通の絵を描いていて、その頃からものすごい才能を発揮していて、その進化したものであると知った時に、見方が変わったのでした。

「ちゃんとした絵も描けるんや!」という子供ながらに上から目線の納得でした(≧∇≦)

同じく画家であった父親が13歳のピカソのデッサンを見て、自分を超えたと筆を置いたという話を読んで(作り話だそうですが)さらに尊敬したのだったかと思います。

何がすごいのかよくわからないと言われるピカソの絵ですが、
心の目で見た情景を「形」に表現したら、あの様な絵になる、と私は解釈しています(≧∇≦)

芸大の友達と卒業旅行でヨーロッパへ行ったのですが、その時にルーブル美術館でピカソの有名な巨大作品「ゲルニカ」を見たと思っていました。

でも、今ググっていたら同じ様にMoMAで見たと思いこんでた人を見つけたり(≧∇≦)

ゲルニカは、ピカソの死後に本来あるべき場所に戻された、とありました。

それまで保管されていたニューヨーク近代美術館(MoMA)から1981年にマドリードのソフィア王妃芸術センターに移されたということですから、私の記憶は全く間違いでした〜〜!

そんなピカソの逸話で、感動したものがあります。

ある時ピカソが、レストランかどこかで、ファンだという女性に絵を描いて欲しいと頼まれた時のこと、

30秒ほどで、小さい紙に美しい絵を描いて、渡しながらこう言ったそうです。

「この絵の価格は100万ドルです」

女性はビックリして、「たった30秒しかかかっていないのに?」と言ったそうですが、

それに対してピカソは、「30年と30秒です」と返事をしたそうなのです。

そのたった一枚の絵を描けるように至るには、それまでの彼の人生があるわけですからね。

私もデザイナーの端くれ、クリエイターだと自分で思っているので、この逸話を知った時に本当に感動しました。

アーティストやクリエイターだけではないですよね。

芸術の価値だけでなく、コンサルやコピーライター、プロとして仕事にしている人にとっては、その場で「対応」しているのではなくて、自分が積み上げてきたことをその時に提供しているんです。

恥ずかしながら、私も友達にデザインをタダで頼まれて腹立たしい思いをするまで、プロの人にちょっとやってよ〜と頼んだことがあったと思います。(忘れたけど・・・)

それは、今思えば、自分の価値を自分でも認めていなかったということなんだなと思います。

自分のデザインのこともただのオペレーターと卑下していたのですが、何日もかかるような大変な冊子作りをなんとかタダでやってほしいと頼まれて、結局揉めたのでした・・・(;^ω^)

多分、デザインすることより、実際には簡単に出来ない「作業」でもあったからなのですが。

自分の価値を自分でちゃんと認めた時、お金に変えられない対価があれば提供すればいいし、そう思えない時は断るということが、自分に対する誠意だなと、今は思います。

自分が相手にしている態度は、本当に、自分が自分にしている態度そのものですね。

相手の価値を認めて、尊重出来てこそ、自分も同じ様に扱ってもらえるのだと思います。

そんなことを学ばせてくれたピカソに、今日はありがとぉ\(Φ∀Φ)/

忘れずに番組見れたらいいな〜

写真はチュッパチャップスだと思ってたらロリポップという名前だった飴ちゃん(≧∇≦)


この記事へのコメントを投稿します

PAGE TOP