あの時が最後だとわかっていたなら


3月11日、8年前になるんですね。
東日本大震災、私の住む大阪でも結構長く揺れました。

結局、被害は津波と原発によるものがほとんど。
そしてそれはまだ終わっていません。

被害にあわれた方へ、心からお悔やみ申し上げます。

「最後だとわかっていたなら」という詩があります。
サンクチュアリ出版さんから、本が出ていますね。

東日本大震災から8年目の今日、この詩を思い出しました。
ご紹介したいと思います。

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「最後だとわかっていたなら」
作・ノーマ コーネット マレック / 訳・佐川 睦

あなたが眠りにつくのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは もっとちゃんとカバーをかけて
神様にその魂を守ってくださるように祈っただろう

あなたがドアを出て行くのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは あなたを抱きしめて キスをして
そしてまたもう一度呼び寄せて 抱きしめただろう

あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが
最後だとわかっていたら
わたしは その一部始終をビデオにとって
毎日繰り返し見ただろう

あなたは言わなくても 分かってくれていたかもしれないけれど
最後だとわかっていたなら
一言だけでもいい・・・「あなたを愛してる」と
わたしは 伝えただろう

たしかにいつも明日はやってくる
でももしそれがわたしの勘違いで
今日で全てが終わるのだとしたら、
わたしは 今日
どんなにあなたを愛しているか 伝えたい

そして わたしたちは 忘れないようにしたい

若い人にも 年老いた人にも
明日は誰にも約束されていないのだということを
愛する人を抱きしめられるのは
今日が最後になるかもしれないことを

明日が来るのを待っているなら
今日でもいいはず
もし明日が来ないとしたら
あなたは今日を後悔するだろうから

微笑みや 抱擁や キスをするための
ほんのちょっとの時間を どうして惜しんだのかと
忙しさを理由に
その人の最後の願いとなってしまったことを
どうして してあげられなかったのかと

だから 今日
あなたの大切な人たちを しっかりと抱きしめよう
そして その人を愛していること
いつでも いつまでも大切な存在だということを
そっと伝えよう

「ごめんね」や「許してね」や「ありがとう」や「気にしないで」を
伝える時を持とう
そうすれば もし明日が来ないとしても
あなたは今日を後悔しないだろうから

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子供を亡くした女性が書いたものですが、
9.11の時に朗読されたことから、チェーメールとしても広がったそうです。

災害や事故で一瞬にして別れが来てしまったとしても、
後悔しないように、今この瞬間を大切にしたい、

そういう思いが、私はなぜか割と子供の時からありました。
「これが最後かもしれない」という思いです。

大人になってからも、友人や知人で、
朝起きたら亡くなっていたとか、
突然横で崩れ落ちて倒れてそのまま、とか、いう人がいます。

ワンコとか鳥とかは、急なお別れの方が多いですよね。

幸い、先代のゼファーと、こないだ亡くなったインコのさんちゃんの時は、予感がありました。

ゼファーの最後の夜、夫は気付いていませんでしたが、私と夫を交互に見て何かを言っていたように思います。

そして、さんちゃんも、心配でカゴを覗いた時に、水飲みの下から「ここよ」と言うように顔を出してくれたときに目があったのです。

その時にきっと魂レベルではお別れの挨拶をしたのだと思うので、
「あの時が最後だとわかっていたなら」という気持ちはありません。

もちろん、後悔が全く無いわけではありません。

もっとこうしてあげたらよかったと思うことは山程ありますが、全部してあげられたかというと、最後だとわかっていたとしても無理だっただろうなと思います。

でも、大切な人には、大切な言葉はその時に絶対かけるようにしています。

「いつもありがとうね」

もちろん、いつ自分が倒れるかなんてわからないわけですから。

そして、これを言ってしまうとおしまいなのですが、
魂レベルでは、「またね」ということだけなのだと思うのです。

今生での関わりが終わるだけで、これからも何かと一緒に「生きる」ことを楽しんでいく魂の仲間なのだと思います。

なので、ある意味お別れした人とも、またいつか再開するのが楽しみでもあります。

今日は、先に魂の世界に還っていった大切な生命にありがとぉ(*^_^*)

写真は我が家の守り神様のクリスタルです。
(光当てて演出してみました(≧∇≦)


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