今日ふと目に止まった記事で、
ある医師の人がまだ研修医だったの頃の話が載っていました。
まだ自分が新人だった頃、注射だったか点滴だったか、
ある年配の方にしようとするも、何度も失敗してしまい、
「先輩を呼んできます」と伝えたところ
「いや、私でしっかり練習しなさい。もうこの先に人のために何かできることは少ないから、そんなことでもお役に立てれば嬉しい」という感じの激励をもらったというお話でした。
記事を閉じてしまって探してないので正確な表現は忘れましたが、そんな意味でした。
先端恐怖症の私はあの注射器の先を考えるだけでも頭が痛くなりますが、
そんなことに自ら練習台を買って出る人が、年配の方とはいえ、いてるなんて、すごいことだなぁと尊敬の気持ちでいっぱいになりました。
でも、ビックリしたのはそれだけではありません。
その記事についていたコメントが全て10件以上だったと思うのですが、
私も私も、と、看護師の方など、どの方も初心者の頃に同じ様に言ってもらったことがあるとのこと、なんだか目がうるんでしまいました。
どの人も「あなたにやってもらいたい」とか、「がんばりなさい」とか、ともかく新人の練習台になりますよという意思表示の言葉でした。
その人の成長のために、そんな体を張って練習台になるなんて、本当に私は考えられませんでした。
私は毎月のような血液検査が必要であったり、入院だったり、結構経験が多いのですが、本当に血管が出にくくて、いつも内出血で黒くなってしまっていました。
なので、点滴が続くと腕は内出血だらけで青くなり、両手で足らず、手の甲から点滴になった経験もあります。
(手の甲は血管が浮きまくってて入れやすいんですが、手を動かせないので別の緊張感がありました)
なので、練習台に、なんてとんでもなくて、
お願いだから上手い人がやって〜といつも思っていました。
何度もやり直して別の人が来ることもよくありましたが、そのベテランと言う人でさえやっぱり内出血したか〜という感じでした。
私はそれぐらい恐怖心で腕を出すので、血管も萎縮し逃げるそうです。
まぁ、それもあるでしょう(;^ω^)
でも、年配の方はさらに血管は探しにくいと思うのです。
そして、痛くないわけはないでしょう。
なのに、自分で練習しなさいだなんて、なんだか「英雄」だなぁと思ってしまいました。
本当にすごいことだと思います。
かといって、これだけ感動したのですから次に血液検査の機会があったとして、
「練習台になるからがんばって」とか言いたいけど、私はきっと言えません(TOT)
医師や看護師の人だけでなく、そういった新人を見守る温かい人によって育てられるのでしょうね。
私が会社勤めしたのは2,3年ですし、部活の経験もないので、人の育成に携わったことはありません。
でも、この場合そんな関係じゃないですよね。
ただの一患者と医師、もしくは看護師です。
注射器は怖いけど、初心者の人にもっと優しい目を持ちたいなと思った記事でした。
最後に補足説明がありました。
若い看護師がみんな注射が下手だとは思わないでほしいと、なぜならその人の実感として、若者でも2〜4年の経験者ぐらいが、一番手際もよくて上手なことが多いそうです。
確かに、慣れてくると・・・
いや、注射あとの内出血なんて、病気を治すことに比べたら、ほっといても1週間もすれば消えるのですからね(;^ω^)
今日はそんな初心者の練習台を買って出れる人にありがとぉ(*^_^*)
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